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回転する熱帯 |
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世界が認めた才能―日米同時デビュー!
第一回ランダムハウス講談社新人賞受賞作!!
日本人ヒロとベトナム人・ユンが結ばれたのはベトナムの熱い空気のせいだった―。
みずみずしく、やわらかな文体で語られる、ふたりの女性の魂と肉体の物語。
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ユンは私の胸を触りながら、「ヒロ、オンナノヒト、ハジメテ?」と甘い声で訊いてきた。
「初めてだよ。ユンは?」
「ワタシモ、ハジメテ……」(本文より)
経済成長に沸くベトナムのホーチミン市内で日本人女性のヒロは、日本語研修センターの教師をしながら暮らしている。穏やかな時間が流れる日々のなか、ヒロは年下の現地女性ユンと出会う。親しくつきあうようになったユンは「私のことが好きか」と繰り返したずねる。ふざけながら「好き」と返すヒロ。こうしたやりとりのなかで言葉を超えた何かが息づきはじめる。
街の空気に溶け込んでいくうちに、二人はやがて、初めての同性愛に目覚める。ヒロとユンとの関係は淡いようでいて、熱帯ならではの熱を帯びていく。しかし、この濃密な関係は長くは続かない。ヒロがベトナムに赴任してきた商社の男性・紺野に出会ったことにより、微妙な変化が起こり始める。
ユンとの甘い関係と、ペニスで体を貫かれる快感の間で、心が揺れるヒロ。そんなヒロの前からユンは突然、姿を消してしまう。そしてある日、ボロボロになって帰ってきたユンはヒロには明かせない秘密を抱いていた……。
熱帯のホーチミンで根無し草のように生きる日本人女性と、対照的にたくましく生きるベトナム人たちを生き生きと描き出した長篇小説。
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| ■著者: | 望月飛鳥 |
| ■ISBN: | 978-4-270-00278-0 |
| ■定価: | 1470円(税込) |
| ■刊行日: | 2007/11/21 |
| ■版型: | 四六判上製 |
| ■ページ数: | 238ページ |
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望月飛鳥
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1973年生まれ。高校を卒業後、就職。その後、オーストラリアに約一年間滞在。帰国後、大学に入学。卒業後ベトナムに渡り、約二年間滞在。
現在は神奈川県在住。
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